これはマイナスドライバーが車上荒らしや、空き巣に頻繁に使われてるから、いっそのこと
マイナスドライバー自体の持ち歩きを禁止しようってことになったんだろ。
こういう法律の作り方は、作り手の怠惰と、一般市民に対する高圧的姿勢がよく出てるんだよ。

つまり、日本人特有の、上下社会で、上からのお達しを、
下のものたちは従順にそれに従うという姿勢。
これは日本の小学校から、そういう教育がなされてる。

マイナスドライバー自体がダメなんじゃなくて、それを使うヤツと使い方が問題なのであって、
マイナスドライバー自体に直接的危険性があるわけじゃない。

おそらく、この法律を作ったやつらは、台所で使われる包丁と同じような感覚で、
この法律を作ったんだろ。
包丁自体は、それはそのまま凶器ということで、しかし、一般的に家庭で使われるもので、
そういうものが家庭で使われるものだから止む負えない。
しかし、持ち歩きはもちろん、規制しなければならない。

しかし、マイナスドライバーは、そもそも、止む負えず使われているものではない。

まず最初に、「持っていて社会に有害になるもの」 → 「しかし、一般市民の生活には欠かせないもの」 →
だから、「持ち歩きだけを規制しよう」(一般の家庭では許そう) って話になるわけで、

そもそもマイナスドライバーの場合は、最初の段階で「持っていって有害になるもの」
という性質のものじゃない。
最初に、「これは絶対規制しなければならない」 という性質のものじゃない。

最初からピッキング用品などの場合は、最初から「社会にとって有害なもの」と言えるわけだけど、
マイナスドライバーはいくら犯罪に使われてるからといって、それはあくまで工具の応用した使い方で、
工具自体に悪意や、突出した危険性はないわけだよ。
それを規制するというのは、市民生活を侵害して、自分たちの規制を優先させてるわけ。

これが極端になれば、「あれも犯罪に使われるよね、これも使われるよね、じゃあ、あれも規制しよう、これも規制しよう」 ってなっちゃう。
つまり、法規制側の都合で、なんでもかんでも規制出来ちゃうことになる。

このマイナスドライバーの規制というのは、
非常にその裏に、よくない考え方が隠れてる。