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「マイアミ・ゾンビ」続報 バスソルトが原因ではなかった

先月にマイアミで起こった人間が人間を喰らうという猟奇事件、通称「マイアミ・ゾンビ事件」。
当初、この事件はアメリカで流行している『バスソルト』という名目で流通している脱法ドラッグ
が原因と目されていた。正直なところ、僕もその通りだと思っていたのだが、検死解剖の結果
、検出されたのは大麻のみで脱法ドラッグは未検出だったそうです。

NBCマイアミのレポートによると、「(マイアミ・デイド)警察の毒性試験所では、大麻の活性成分
を確認しました」と、ブルース・ハイマ 検視官(Dr. Bruce Hyma)が声明の中で発表しました。続
けて、「試験所では他の麻薬、アルコール、処方せんドラッグなどについても検査しました。これ
はコカイン、LSD、アンフェタミン類(amphetamines: エクスタシー、覚せい剤、他)、フェンシクリ
ジン(phencyclidine: PCP、エンジェルダスト)、ヘロイン、オキシコドン(oxycodone: 処方せん鎮
痛剤)、ザナックス(Xanax: 坑不安薬)、脱法ハーブ(Spice)、そして他の類似した薬物も含みま
す」とも述べました。
CBSマイアミの情報では、マイアミ・デイド郡検視局は外部の法医中毒学参照試験所の助けも
借り、バスソルト(bath salts)の活性成分が認められないことを再確認したそうです。これはこの
事件が、過去にバスソルトが原因で起こった他の犯罪と似ていたためです。「両方の試験所に
おいて現時点で存在する技術の範囲内で判断する限り、ルディ・ユージーンの体内に発見され
た薬物は、大麻に限られます」とレポートは締めくくられました。
ユージーン容疑者は白昼の公道で自らが全裸になり、ホームレスの被害者ロナルド・ポッポさ
ん(Ronald Poppo, 65)を殴打して衣服を引きはがし、さらに18分にもわたり射殺されるまで被害
者の顔の大半をかみちぎり続ける、という尋常では考えられない行動に走ったことから、何か「
バスソルト」のような脱法ハーブと呼ばれる合成覚せい剤か、または他の薬物による一時的精
神病(drug-induced psychosis)であろうと推測されていました。警察の記録によれば、ユージー
ン容疑者には8回の逮捕歴があり、その内4回は大麻がらみだったそうです。母親を一度「殺す
」とおどしたことがあるものの、これほどの暴力をふるうとは、周囲の友人・家族は誰も予測しま
せんでした。聖書を勉強するグループに参加し、コーランも読み、最近になって「大麻をやめた
い」と友人に語っていたそうです。
http://news.aol.jp/2012/06/27/rudy-eugene-face-marijuana-medical-examiner-results_n_1632253/