特許庁と米欧や中国、韓国の当局で構成する商標5庁は22日、有名ブランドのロゴマークなどに似せて消費者を誤認させる商標を第三者が出願した例をまとめた「悪意の商標出願事例集」を公表した。
世界各国の官民でつくる国際商標協会と連携し、知名度の高い商標を乱用した類似品の流通を防ぎ、公正な取引を支援する狙いがある。

事例集は、各国の裁判所や審判で争われたケースを10件ずつ、計50件を掲載し、制度運用の比較も盛り込んだ。
特許庁は、ドイツのスポーツ品メーカー「PUMA」の商標で、ピューマのイメージ図をクマにし、ブランド名を「KUMA」と置き換えた例を示した。

経済産業省公式
日米欧中韓における「悪意の商標出願」の事例集を作成しました
http://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170522001/20170522001.html

2.「悪意の商標出願事例集」の概要(TM5各庁の事例)
http://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170522001/20170522001a.jpg

配信 2017/5/22 18:09
共同通信
https://this.kiji.is/239314413449758201?c=39546741839462401