ソニーは23日、経営方針説明会を開き、平井一夫社長は今年度は20年ぶりの利益水準である営業利益5000億円以上という目標を達成することに自信を示しました。
ソニーは23日の経営方針説明会で、ことしが最終年度となる3年間の中期経営計画の進捗(しんちょく)状況を説明しました。このなかで平井一夫社長は、今年度20年ぶりの水準となる営業利益5000億円以上を達成するという目標について「通過点にすぎない。持続的に発展させたい」と達成に自信を示しました。

具体的には、テレビ事業では昨年度はおよそ60%だった高画質の4Kテレビの比率を今年度は70%以上に引き上げるなどして高付加価値の商品に注力するとしています。

また、ゲーム事業については販売が好調な「プレイステーション4」や「プレイステーションVR」の収益を拡大させること、音楽事業などの収益を維持させるなどして事業全体で高い収益の事業に特化する方針を強調しました。

一方、映画事業については動画配信サービスの普及でDVDやブルーレイディスクの市場縮小から昨年度1000億円を超える損失を計上しましたが、収益の改善には一定の時間がかかるという認識を示しました。

会見で平井社長は「目標を十分に狙えるだけの力はつけてきた。今年度は結果にこだわる重要な年だ」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170523/k10010992011000.html
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