小林よしのり
「共謀罪ではテロは防げない!」
 
イギリスでマリアナ・グランデのコンサートで自爆テロが行なわれたらしい。
案の定、極限の馬鹿・自民党やネトウヨどもは、「そりゃテロだ。やっぱり共謀罪が必要だ」と言い出してるらしい。
脳があるのだろうか?
アニサキスより頭が悪くて凶暴な虫どもだ。

言っておくがイギリスには共謀罪がある。それでもテロは防げなかったのだ!

日本には共謀罪がないのに、テロが起こらない。
日本には、今まで共謀罪がなかったのだから、あちこちでテロリストがテロを「計画」し、「共謀」し、「準備」して、
「実行」していなければならない。
でもまだ一件もテロが起こっていない。

イギリスでも、フランスでも、アメリカでも、共謀罪でどんどん逮捕され、冤罪も発生しているのだが、それでもテロは防げない。
日本ではなぜホームグロウン・テロが起こらないのか?
それは、日本の国柄を知る「保守」ならば分かる。アニサキス保守には分からない。

ただし、テロリストは、外国からは入って来るかもしれない。
だが、そのためのテロ対策を与党はやる気がない。
民進党は代案を出している。

共謀罪は、日本国民の「内心」を覗き見て、誰が犯罪を犯しそうな奴か、監視するだけだ。
テロ対策ではない。
もちろん「TOC条約」もテロ対策ではない。
日本は今のままの刑法で、条約に批准することができる。

外国には共謀罪がある。
それでもテロは防げない!
共謀罪ではテロが防げないことの証明である!