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【5月24日 時事通信社】英中部マンチェスターのコンサート会場で２２日夜に起きた爆弾テロで、自爆したとして警察が特定したサルマン・アベディ容疑者（２２）について英メディアは２３日、マンチェスター生まれで、両親はリビア人の移民だと報じた。

　ロイター通信によると、アベディ容疑者の両親は英国へ移住後当初ロンドンに住んでいたが、マンチェスター南部に移り、少なくとも１０年居住していたという。

　警察当局者は２３日夕の会見で、アベディ容疑者の名前と年齢を公表したが、それ以外の詳細は確認しなかった。メイ首相は先に、当局は既に容疑者の身元をつかんでいると述べていた。

　当局者はまた、「優先課題は引き続き、容疑者が単独で行動したか、ネットワークの一部だったかを確定することだ」と強調した。

　一方、メイ首相は２３日夜、事件への対応を協議するため、午前中に続きこの日２度目の治安閣僚会議を開いた。首相とラッド内相はこれに先立ちマンチェスターの現場を視察しており、これを踏まえて一層突っ込んだ議論を行ったとみられる。(c)時事通信社

2017/05/24 05:40（英国）