0001自治郎 ★
2017/05/24(水) 21:15:40.70ID:CAP_USER9人類史を研究している国立科学博物館などのグループは、去年7月、十分な道具もなかったとされるおよそ3万年前の状況を想像して造った「草の舟」で、沖縄県の与那国島から西表島までのおよそ75キロの実験航海に挑戦しましたが、舟が潮に流されたため、全体の半分以上の区間で自力での航海を見合わせ、伴走船に引かれることになりました。
こうした結果を受けて、グループでは実験航海の進め方を改めて検討し、24日、東京・上野の国立科学博物館で記者会見を開いて、新たな方針を明らかにしました。それによりますと、今度は来月中旬に台湾で、現地に自生する竹を使って長さ10メートル、幅80センチの5人乗りのいかだを造り、実験航海に挑戦するということです。
グループでは、台湾の東海岸を出発して黒潮の一部がかかる海域を渡り、およそ30キロ沖合にある島を目指すことにしていて、少なくとも10時間はかかると見込んでいます。
グループによりますと、竹のいかだは草の舟に比べて、切断したり曲げたりする加工が難しい一方で、浮力が大きく、スピードが出る可能性があるということです。
グループの代表を務める国立科学博物館の海部陽介さんは、「竹のいかだで、どれだけ浮力が得られるか、そしてどれだけスピードが出るかを知りたい。十分な道具もなかったと見られる3万年前の人たちがどうやって黒潮を乗り越えることができたのか、その手がかりをつかみたい」と話しています。
5月24日 20時28分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170524/k10010993651000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_001
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