http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170525/k10010994151000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

国連のPKO=平和維持活動に従事して去年1年間に亡くなった、日本人の民間人女性1人を含む117人の追悼式がニューヨークの国連本部で開かれ、グテーレス事務総長は「平和という国連の使命は現場に命を懸ける彼らの勇気なしになしえない」と述べて、その死を悼みました。

追悼式はPKOの国際デーを前に国連本部で24日行われ、グテーレス事務総長やPKO要員の代表、それに各国の国連大使ら200人が参列しました。

PKOに従事して去年1年間に命を落とした兵士、警察官、民間人は、日本人の民間人女性1人を含む117人です。
式典では、参列者が黙とうをささげたあと、グテーレス事務総長が式辞に立ち、「平和という国連の使命は現場に命を懸ける彼らの勇気なしになしえない」と述べて、その死を悼みました。

このあと国連のラクロワPKO局長が記者会見を開き、隊員の装備の充実や女性要員の拡大、周辺国の地域機構との連携など、PKOをより機能させるための改革を進めていることを明らかにしました。

一方ラクロワ局長は、アメリカのトランプ政権がPKOへの支出の大幅削減を含む予算教書を議会に提出したことについては、「実際に削減するにはアメリカはこの先複雑で長いプロセスを経なければならないだろう」と述べるにとどめ、推移を見守る姿勢を示しました。

5月25日 6時00分