「生の鶏肉」文化守る協議会

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053631311.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

牛や豚など生の肉を食べないよう国による規制が進む中、鶏肉を生で食べる文化を守ろうと、
鹿児島県や宮崎県の加工業者が霧島市で協議会を開き、
食中毒を起こさない努力を続けることなどを確認しました。

この協議会は鹿児島県と宮崎県の鶏の加工業者43社が鶏肉を生で食べる文化を守ろうと
5年前から開いているもので、24日は霧島市のホテルにおよそ30人が集まりました。

肉を加熱せず生で食べることをめぐっては、6年前に牛肉のユッケを食べた人に広がった
集団食中毒事件を受けて、厚生労働省が新たな基準を設けるなどして、
牛や豚の肉を生で食べるのを規制していますが、鶏肉についてはこれまで、規制などは行われていません。

こうした中、24日の協議会では、鹿児島大学共同獣医学部の中馬猛久教授が
国からの通知などを紹介しながら、加熱が必要な商品には
「加熱用」と明確に表示することや、生食用の商品は火であぶるなどの処理をして菌を減らすなど、
食中毒を起こさない努力が必要だと指摘しました。

このあとの意見交換会では参加者から、食中毒の原因となる菌が入る可能性のある農場なども
調べていく必要があるのではないかといった意見や、「鶏刺し」ではなく、「鶏たたき」に表示を統一すれば
全く火を通さなくてもいいという誤解も起きないのではないかといった意見が出されていました。

協議会の松本政和副会長は
「南九州の食文化を守るために、協議会としては加工業者だけでなく
飲食店などとも協力しながら、安心、安全を守るための取り組みを進めていきたい」
と話していました。

05/24 18:12