>>1

てんかんに於ける医療大麻の有効性は、臨床試験で明白になっている。
また、重篤な副作用はなく、一般的な医薬品の許容範囲内であった。

しかし、臨床試験で施用された大麻抽出製剤は、大麻の花穂から
抽出され、0.3%以下のTHCが含まれている医療グレードため、
日本に輸入する事も、施用も、臨床試験も固く禁じられている。

大麻の成分が子どもの深刻なてんかん発作を減らす、米国ニューヨーク大学が報告
https://www.mededge.jp/a/psyc/12083 (リンク切れ)

第67回米国神経学会の報告から

ほかの治療法では治療が難しい深刻なてんかんの治療に医療用のマリファナが有効かもしれない。

米国のニューヨーク大学の研究グループが、ワシントンDCで行われた第67回米国神経学会で、
2015年4月18日に報告した。

研究対象として参加したのは、深刻なてんかんのある213人。
よちよち歩きの子どもから大人まで幅広い年齢層であるが、平均年齢は11歳。

12週間にわたり薬を投与して、その期間中に起きたてんかん発作の回数によって、
薬の効果を調査した。

てんかん発作の回数が約半分に

12週間の期間を最後まで行ったのは137人。てんかん発作の回数は、平均で54%減少した。

発熱で発作が起こることが多い「ドラベ症候群」の人で最後まで研究に参加したのは23人。
てんかん発作の回数は53%減少した。特に症状が強い傾向がある「レノックス・ガストー症候群」
の人で最後まで研究に参加したのは11人で、短時間筋肉が脱力する「無緊張性てんかん発作」
の回数は55%減少した。