【紅白歌合戦】出場当落線上で「暴力団関係ない」-NHK
 
NHKは11月30日、大みそかの『第62回NHK紅白歌合戦』の出場歌手発表にあたり、10月1日に全国で施行された暴力団排除条例を理由に出演できなかった歌手は「いない」と説明した。
さらに今回、出演歌手全組のレコード会社や所属事務所に、紅白史上初めて出演に関する「了解事項」に準ずる書面を配布し、その了承を求めることも明かした。

出場歌手の選考について、エンターテインメント番組部の古谷太郎部長は「暴力団と深い関係を持っている方はご出演できませんが、それを理由に出ていない方はいません。暴力団は関係ない」と断言した。

今回の出場歌手には「了解事項」を配り、後日署名したのちに返却してもらう形でNHKは、暴力団との関係がないことを証明する対応を取る。
ただ、「NHKには捜査部署はないので、『関係ないですよね?』『大丈夫ですよね?』ということを聞く」程度といい、
万が一、出演歌手のなかで条例に違反する事例が発覚した場合は「それは問題でしょうから、どういう状況なのかの報告書をいただく形になる。状況を正しく把握することになる」

とも語っていた。