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 警視庁は26日、東京都大田区に住む無職男性(46)を銃刀法違反(所持)容疑で誤認逮捕したと発表した。男性が路上で携帯していた刃物の刃渡りが同法に抵触していなかったのに、誤って約3時間、身柄を拘束したという。

 生活環境課によると、25日午後10時すぎ、池上署員2人が大田区内の路上で男性に職務質問し、折りたたみナイフを持っていたため署に任意同行。刃渡りを測った際、誤って柄の部分も含めて6・01センチと測定、同法が禁じる刃渡り6センチ超だと勘違いし、午後10時40分ごろ、現行犯逮捕した。

 男性は逃走や証拠隠滅の恐れがないことから翌26日午前1時50分に釈放されたが、刃渡りを計り直したところ4・73センチだった。同課は男性に逮捕の経緯を説明したといい、「今後指導の徹底をはかり、再発防止に努めたい」と話した。