3日午後3時ごろ、富山県立山町の北アルプス・立山連峰の山中に、富山空港を離陸し、長野県の松本空港に向かっていた4人乗りの小型機が墜落した。富山県警によると、乗員とみられる男性から「山中で墜落した。2人は意識がなく、2人は意識がある」と110番があった。

 現場は長野との県境近くで、3千メートル級の山が連なる一角。一帯は霧が濃いため、富山県警は同日、ヘリコプターによる捜索を断念。山岳警備隊が徒歩で現場に向かったが墜落現場を特定できず、午後8時半ごろこの日の捜索を打ち切った。

 県警によると4人は長野県松本市の木下孝雄さん(57)らで訓練目的の飛行だったという。

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