北海道むかわ町で発見された、国内最大とされる恐竜の全身骨格の化石が初めて一般公開されました。

北海道むかわ町で発見されたハドロサウルス科の恐竜、通称「むかわ竜」の化石は、全長が8メートル、腰までの高さが3.5メートルあると推定され、国内で見つかった恐竜の全身骨格としては、最大とされています。

化石は4日、むかわ町の施設で、初めて一般公開され、朝から訪れた多くの人たちは、その大きさと今にも動きだしそうな姿に驚いている様子でした。小学4年の男の子は「化石は自分でも採集するぐらい好きです。むかわ竜の全身骨格を見て、わくわくしました」と話していました。

会場の外では、むかわ竜を町おこしにつなげようと、地元の団体が恐竜をデザインした木工品やTシャツなどを販売し、訪れた人たちが次々に買い求めていました。むかわ町に住む女性は「むかわ竜が全国で注目されることで、過疎化が進む町がにぎやかになればいいと思います」と話していました。

6月4日 14時11分 (動画あり)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170604/k10011006101000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_001