宝飾品大手のミキモト(本社・東京都江東区)は、建て替え工事を行っていた銀座4丁目本店(東京都中央区)を開業した。売り場面積は約1400平方メートルと工事前に比べて約2倍の広さとなり、個別に仕切られたスペースなど、ゆったりと接客できる高級な空間も大幅に増やした。

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銀座は外資系の店舗がひしめく高級装飾品の激戦区。吉田均社長は「日本発のブランドとして、より高いサービスを提供していく」としており、とくにアジアの観光客向けの販売に力を入れる。

建物は地上12階・地下2階建てで、正面の壁には春の海の輝きをイメージさせるように、約4万個のガラスピースを使用した。売り場は1〜6階で「ブライダルサロン」や「パールネックレス」など、フロアごとに統一したコンセプトを打ち出せるようにした。7階は新作ジュエリーの展示会などを開催できる多目的ホールとした。

高品質の真珠を使ったミキモトの宝飾品は、国内の顧客だけでなく外国人観光客の間でも人気が高い。リニューアルオープンを契機とし、真珠だけでなくダイヤモンドなど品ぞろえの強化を図ることで、新たな顧客を獲得する。

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