肺モニタでプルトニウムのα壊変時に出るX線を検出。
X線強度から、肺の中のプルトニウムの濃度を推定。
この推定のためにプルトニウム濃度が判っている標準試料(ファントム)で校正する。

ファントムの仕様には法律的な基準がないらしい・・・
ファントムには、肺の形をした容器に、放射性物質が均一に混ざったゼリーや溶液を入れて用いる。
肺モニタの校正に用いたファントム(肺のモデル)の大きさが違うと、
プルトニウムの計数効率が全く変わってくる。

実際の肺には局所的にプルトニウムが蓄積するので、蓄積部位からわずかにずらして測定するだけで
X線は検出できなくなる可能性が高い。

https://www.jrias.or.jp/report/pdf/04_kouza_2014.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhps1966/43/3/43_3_278/_pdf