作業員5人、全員退院=原子力機構の被ばく事故−放医研
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017061300864&;g=eqa

 日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で起きた被ばく事故で、作業員5人が搬送されていた放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)は13日、5人全員が退院したと発表した。
 放医研によると、放射性物質の体外排出を促す薬剤の投与などの措置が終了し、健康状態に特段の変化がないことなどから退院可能と判断した。
 事故は6日、同センターの燃料研究棟で保管していた核燃料物質の点検作業中、内側のビニール袋が破裂してプルトニウム酸化物などの内容物が飛散。作業員5人の身体に付着した。
 当初、原子力機構は50代の男性職員の肺から最大2万2000ベクレルのプルトニウム239が検出されたと発表したが、7日以降、放医研が行った検査では、検出できる最小値を下回っていた。(2017/06/13-16:18)