日本政府が中韓両国に対し、日中韓首脳会談の7月下旬の東京開催を打診したことが14日、わかった。複数の政府関係者が明らかにした。
韓国は前向きな姿勢を示す一方、中国側は回答を留保しており、実現するかどうかは不透明だ。

日本政府は7月19〜21日または24〜26日の日程で中韓両国に打診。実現すれば、中国の李克強(リーコーチアン)首相、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領とも就任後初の訪日となる。
ただし、中韓両国の関係をめぐっては、韓国国内の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD〈サード〉)配備による関係悪化の影響が尾を引いているともみられ、「まだ開催の見通しは立っていない」(外務省幹部)という。

日中韓首脳会談は昨年12月に開催が調整されたものの、直前に韓国の朴槿恵(パククネ)大統領(当時)の大統領権限が停止され、開催が見送られた経緯がある。

配信 2017年6月14日10時51分
朝日新聞デジタル
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