>>2
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51994
もしもAさんの肩をもつなら、Aさんはその場で挙証責任については留保しておかなければダメだった。そして前川氏は、この議事録が出た後に、交渉ステージを課長級から局長級に上げなければならなかった。それを怠った段階で、文科省の負けなのである。
なお、Aさんは、文春の記述と公表された議事録から、文科省の牧野美穂課長補佐ではなかろうかと思われる(申し訳ないが、これは公開された文書なので、このような推測が可能になってしまうのだ)。

また、この議事録を見ると、そもそも文科省が学部新設の告示の時点で医学部と獣医学部を門前払いしていたのがわかる。一応許認可制度である以上、許可条件を書くべきであり、門前払いした段階で法違反の告示である。

そんなこともわからないのなら、文科省は行政官庁として失格と言わざるを得ない。前川氏は、行政がゆがめられたというが、文科省のゆがんだ行政が、内閣府に正されただけだ。
もし前川氏や寺脇氏が文科省の主流的な考えであれば、文科省は説明責任が果たせない、上から目線の時代遅れの許認可行政組織である、ということになってしまう。これでは、解体的な出直しが必要になる。