モスバーガー:肉で肉を挟んだ「にくにくにくバーガー」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170621/k00/00e/020/292000c

毎日新聞2017年6月21日 16時40分(最終更新 6月21日 16時40分)

社内で「ボツ」も テレビ番組で好評受け商品化 店内のみ
 モスフードサービス(東京都品川区)が展開する大手ハンバーガーチェーン「モスバーガー」は21日から、ハンバーグで牛バラ肉や照り焼きチキンを挟む「にくにくにくバーガー」(税込み850円)の全国販売を開始した(一部店舗を除く)。27日までの期間限定商品で、午前10時半から店内のみで販売。持ち帰りには対応していない。

 にくにくにくバーガーは、牛バラ肉をパンの代わりにご飯で挟む人気商品「モスライスバーガー焼肉」のご飯の部分をハンバーグに変え、さらにレタスと照り焼きチキンも挟み込んだ豪快な一品。元々、糖質制限として炭水化物の摂取を抑えている人などに向けて社内で考案されたメニューだったが、「炭水化物を抑えられても、脂質などが増えてしまうのではないか」「作る際に肉を挟むハンバーグが熱いので大変」などの問題もあり、ボツになっていたという。

 しかし20日に放送されたテレビ番組「有吉弘行のダレトク!?」(関西テレビ・フジテレビ系)内の各社のボツになったメニューを再考する企画を収録した際、スタジオで試食したタレントの好評を得たことで商品化につながった。肉の熱さは包装を厚くするなどして対応しているが、野菜をシャキシャキとした食感のまま食べられるように店内のみでの販売とした。

 同社の担当者は「肉をたくさん食べたい方にオススメしたい。サラダなどと一緒に楽しんでもらえれば」と話した。【大村健一/統合デジタル取材センター】