ホーム転落事故相次ぎ 大学生が駅で声かけボランティア | NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170621/k10011025871000.html

視覚障害のある人が駅のホームから転落する事故が相次いだことを受け、東京都内の地下鉄の駅で21日から大学生がや視覚障害者高齢者に手助けが必要か声をかけるボランティア活動を始めました。
この取り組みは東京メトロと法政大学が協力して行うもので、21日は飯田橋駅に大学生の男女11人が集まりました。

専用のベストを着た学生たちは、駅の構内を歩いて1人でいる高齢者に「何かお困りですか」と声をかけたり、地図を見ていた女性に目的地に近い出口を教えたりしていました。

去年8月には東京メトロの駅のホームから盲導犬を連れた男性が転落して死亡するなど、去年から全国で視覚障害者の駅での死亡事故が3件相次ぎました。
このため東京メトロでは、ホームドアの設置や警備員の増員などを進めるとともに、乗客に対しても積極的に声をかけるよう呼びかけていて、こうした取り組みを通じて困っている人に声かけするきっかけにしてもらいたいとしています。
東京メトロでは、来年春まで飯田橋駅で取り組みを続け、今後、ほかの駅にも広げていきたいとしています。

参加した大学3年生の女性は、「断られたらと考え緊張しましたが、空いている時間を使って活動を続けていきたいです」と話していました。東京メトロの梅川勇太課長補佐は、「見守る人は少しでも多いほうがいいので、取り組みを通じてより多くの人が手助けする環境を作っていきたい」と話していました。

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