農林水産省も獣医師会も公務員獣医師が足りないのは医師の数が問題ではないって感じ


獣医師需給対策についての日本獣医師会の基本的考え方

獣医師の数の全体需給は、現状程度(毎年1,000人)の新規獣医師養成により、今後ともほぼ均衡する。

獣医師需給の課題は、近年における新規免許取得者を中心とする継続的な小動物診療分野志向からくる産業動物診療分野や家畜衛生・公衆衛生分野の公務員獣医師の採用難による就業数の減少による獣医師就業の職域偏在に
ある。

今後、@不足職域に対する就業誘導、職域間の就業調整の政策配慮とともに、A獣医学系大学における臨床・応用実学教育体制のバランスのとれた整備とB不足職域における獣医師専門職の処遇改善対策が必要となる。

今後個別の需給政策配慮が払われない場合、産業動物診療獣医師の不足が深刻化し、
一方、小動物診療獣医師の過剰が顕在化する。)が今後の需給見通し中央値として位置づけられるべきと理解する。