JR信越線の普通列車の側面に付いている行き先の案内表示を盗んだとして、群馬県警は22日、上毛電鉄(前橋市)の運転士赤秀智文容疑者(47)=前橋市東片貝町=を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。安中署が同日、容疑者の自宅を家宅捜索したところ、今回の被害品の他に、3〜5月に県内や栃木県内の駅で盗まれた疑いのある表示幕5枚、表示器2点も見つかった。

 発表によると、赤秀容疑者は5月4日深夜から5日朝の間、群馬県安中市のJR信越線横川駅で、営業を終えて止まっていた普通列車内から、行き先の表示器と表示幕(計23万7800円相当)を盗んだ疑いがある。「合鍵を使って、列車内に入った」と話しているという。

 署によると、同駅では3月にも表示幕が盗まれる事件があり、JR東日本が被害届を出していた。現場周辺の聞き込み捜査や防犯カメラの映像などから、赤秀容疑者の関与が浮上した。

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