■下を向いて生きろ論

もう充分お腹いっぱいだよという人もいるでしょうが、まだまだ強烈な論も出現しています。それは一言でいえば“脱成長論”とでも言いましょうか。
もう成長の時代じゃないんだから、これからの若い世代は多くを望まずつつましく生きなさい、という論調です。

これはいったい何なんでしょうか。共産主義ですらないですね。本気で「平等に貧しくなる」ことを目指すのであれば、
そもそも既得権など認められる余地がないわけで、徹底した規制緩和と高齢者向け社会保障に大ナタふるって、その上で平等に再分配なり何なりしなきゃならないはず。
アベノミクスや小泉改革の10倍くらい過激な改革路線を突き進む以外にないわけです。でも、彼らはそこは言わない。

「自分たちが持ってる分は再分配しない、墓場まで持っていく。若い世代は下を向いて生きろ」というのが芯にあるメッセージなわけです。
筆者は一種の狂気すら感じます。

まとめると、現在の経済政策を巡っては右か左かという対立軸はほとんど意味が無く、本当の対立軸というのは成長という果実を求めて前進しようとする若い世代と、
心地よい現状を維持したいという高齢者の間に存在するということです。後者の中には、一応は自分で保守だリベラルだと名乗っている人も多いですけど、
そういうのは全部ひっくるめて「時計の針を進ませたくない人たち=シルバー主義」とでも思っておいてください。

これから先も何かことあるごとに、既存メディア上では右や左を代表する論者が議論を戦わせることでしょう。ただし、それらは両輪併記ではなく、
右や左風味のふりかけをかけただけの「現状維持してほしいというホンネ」が仲良く並んでいるだけなのかもしれません。
その論者が反対のための反対を述べていないか、具体的なビジョンや処方箋を提示出来ているかを、若い世代はしっかりとチェックすべきでしょう。

https://news.yahoo.co.jp/byline/joshigeyuki/20170623-00072459

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