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農家の高齢化が進む中、農作業の負担軽減を図ろうと、福岡県行橋市で水田に浮かべた小型のボートを使った除草剤の新しい散布方法が実演されました。
新しい散布方法は九州ではことしから導入が始まり、27日は福岡県行橋市の金丸享司さんの水田で環境衛生会社が実演しました。
除草剤は通常、人が水田に入って散布しますが、高齢化が進む農家にとって大きな負担となっています。

新しい方法では、水深5センチと、通常よりやや深く水を張った田んぼに、長さ1メートル20センチ、幅80センチの小型のボートを浮かべ、リモコンで水田の中を移動させながら除草剤をまいていきます。30アールの水田で30分ほどかかっていた作業は、わずか3分ほどで終わり、見学に訪れた人たちを驚かせていました。

環境衛生会社の高瀬好彦社長は「高齢化する農家の負担軽減に役立つ技術を知ってもらい、今後、普及を図っていきたい」と話していました。

また、金丸さんは「これまでに比べ10分の1の時間でした。除草剤散布の作業は大変なので負担の軽減につながると期待しています」と話していました。

6月27日 21時11分