http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18380750R00C17A7EA3000/

2017/7/1 23:34

 【ブリュッセル=森本学】6月16日に87歳で死去したヘルムート・コール元独首相の追悼する「欧州葬」が1日、フランス東部ストラスブールの欧州議会であった。欧州連合(EU)が葬儀を主催した。東西ドイツを統一し、欧州統合の推進に力を尽くしたコール氏の功績をたたえた。

 葬儀には欧州首脳に加え、親交のあったクリントン元米大統領ら世界各国・地域の現・元首脳ら数百人が参列した。青地に金色の星を円状に並べたEU旗に包まれたコール氏のひつぎに、最後の別れを告げた。EUのユンケル欧州委員長は弔辞で「ドイツの愛国者であったと同時に、ヨーロッパの愛国者であった。我々は戦後欧州の巨人を失った」と別れを惜しんだ。