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[東京 3日 ロイター] - 東芝(6502.T)は3日、スマートメーター(通信機能付き電力計)などを製造販売するスイス子会社ランディス・ギア・ホールディングスを9月末までにスイス証券取引所に上場させる計画を発表した。財務体質強化が狙いとしている。第三者への売却など上場以外の選択肢も継続して検討しており、上場計画を中止する可能性もあるという。

東芝は2011年5月に産業革新機構と共同(出資比率は東芝60%、革新機構40%)でランディス社を23億ドル(当時の為替レートで約1800億円)で買収すると発表し、同年7月に買収を完了した。

ランディス社については東芝は「安定して黒字を計上」(15年11月の説明会)と説明。ただ、15年度末で1599億円の「のれん」を計上しており、減損リスクを懸念する声が関係者から聞かれる。このため東芝は上場や第三者への売却などの検討に入っていた。

(浜田健太郎)

2017年 7月 3日 3:20 PM JST