大阪市の学校法人「森友学園」(民事再生手続き中)が、小学校用地として購入した大阪府豊中市の元国有地の所有権が学園から国に移った。国が先月29日付で買い戻し、登記手続きが3日までに完了した。

土地は約8770平方メートル。国は昨年6月、地中ごみの撤去費約8億円を評価額から差し引き、1億3400万円で学園に売却した。
売買契約では、今年3月末までに学校用地として利用されなければ国が同額で買い戻し、学園は原則校舎を解体して更地で返還することになっていた。

しかし、学園の管財人は校舎と土地を第三者に売却して債務返済に充てる意向を示している。【服部陽】

配信 2017年7月3日 20時54分(最終更新 7月3日 21時18分)
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170704/k00/00m/040/077000c