梅雨前線による長雨と、今年初上陸した台風3号により、新潟県や北陸を中心に土砂災害が相次いだ。

 4日午前9時頃、新潟県柏崎市番神で土砂崩れが発生。民宿「はるみ」と、隣接する民宿の計2棟の1階部分に、それぞれ土砂が流れ込んだ。

 「はるみ」を経営する横山昌二さん(69)によると、3日夜から裏山が崩れ始めていた。1日から梅雨前線による大雨が続いており、地盤が緩んでいたとみられる。今朝、横山さんが外の様子を見ていたところ、「ドドッ」という音とともに一気に裏山が崩れた。客1人が民宿のラウンジにいたが、土砂はラウンジ脇の調理場にかろうじてとどまり、けがはなかった。

 民宿に面した海岸は2日に海開きをしたばかりで、横山さんは「これからがかき入れ時で、予約も入っているのに……」と肩を落とした。

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