http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS04H0Z_U7A700C1EAF000/


 日銀が4日公表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)での企業(全規模全産業)の物価見通しによると、1年後の消費者物価指数(CPI)は前年比0.8%の上昇と、前回3月調査から0.1ポイント上振れした。3年後の見通しも0.1ポイント高い1.1%の上昇だった。5年後については1.1%の上昇と横ばい。企業の物価見通しはやや上向いている。

 企業の物価見通しは、日銀が短観の一環として2014年3月から3カ月ごとに公表している。今回は5月30日〜6月30日に調査した。前回3月調査では、1年後、3年後、5年後すべての見通しで12月調査と比べて伸び率が横ばいとなっていた。