■瀋陽(人口780万)
           かつて日本の関東軍により満州国が置かれた地域
           北京と東北3省を繋ぎ、また朝鮮半島にも接する。道路鉄道が放射線状で密集、東北地方で最大の国際空港も持つ
           中国軍で最強の瀋陽軍区が置かれる地であり、北朝鮮の後ろ盾となっている
           石炭が取れ重化学工業都市であるが、清の時代の遺跡が残る観光都市でもある
           韓国人や韓国人旅行者が非常に多く
           ロサンゼルスと同じく世界最大規模のコリアンタウンがあり、韓国のほか、北朝鮮の店が混在立ち並ぶ

■丹東市(人口200万人)  
          北朝鮮と接する国境の街で、朝鮮族が20万人居住する。中朝貿易で7割以上が通過する貿易拠点
          中朝国境は、鴨緑江(読み:おうりょくこう)という川が流れ、中朝友好橋がかかっている
          満州国だった時代は多数の日本企業が進出した、万里の長城の東の起点でもある
          鴨緑江はかつて日本軍がロシア軍を追い朝鮮半島を北上しロシア軍と戦闘退却させた地
          瀋陽→丹東は高速鉄道が開通し80分、大連→丹東は高速鉄道で2時間
          丹東市は北朝鮮との貿易交流を前提とした都市計画を描いており、国境にかける橋を中国側が全負担で建設中
          鴨緑江から丹東市を見ると、高層ビル群が立ち並びネオンが輝いているが、北朝鮮を見ると暗闇に包まれている