「入国シール」富士と桜に 来年にも五輪機に変更
東京新聞:2017年7月5日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017070502000237.html

富士山と桜をあしらった新しいシールを使った上陸許可証印のイメージ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/images/PK2017070502100148_size0.jpg

 法務省が来年初めにも、外国人の入国審査時にパスポートに貼る上陸許可証印のシールを、キリの絵から、海外でも認知度の高い富士山と桜をあしらった絵に変えることが5日、分かった。
2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えた改定で、担当者は「日本に来たいと思うきっかけにしてほしい」と話している。

 上陸許可証印は、在留の資格や期限に関係なく、日本への入国審査の際に、審査官がパスポートに貼り付ける。
絵柄にしているのは偽変造されにくくするためという。

 新しいシールでは、山頂に雪が積もった水色の富士山のそばに、薄いピンク色の桜の花1輪を大きくデザインした。

 日本政府観光局が今年1月に発表した16年の訪日外国人客数(推計値)は、前年より21.8%増の2403万9000人で、過去最高を更新した。