大学教員だけど、制度自体は決して悪くない。

バイトとしてダメでも社員では優秀な人間もいるし、
平社員ではダメでも管理職として優秀な人間がいるように、
高校生としては力が発揮できなくても大学生としては抜群な人間がいる。

むしろ、義務教育以降はある程度質を担保した独自入試か、
高認合格者は自由に大学受験できるようにしたらいいと思う。
千葉大みたいに飛び入学専用のカリキュラムを用意するもよし、
うちは他の大学生と一緒のカリキュラムと言ってもよし、各大学に委ねる。

同時に一部の大学で行われている3年次卒業も大学独自の制度ではなく法制度的に自由化させる。
大学の方針に関係なく、学生の意思により自由に行えるようにする。
さらに、大学側が文科省に届出をして特定の条件を満たせば2年次卒業も可とする。
(学費は3年卒業の場合3.5年分、2年卒業の場合は3年分程度を払うような制度にする)

メリットはいくつもある。
・国際競争にようやく追いつける
・日本の高校制度に向かない人間が高認後にすぐ大学進学できる
・2chに多いアンチ大卒人間が言う早くに社会に〜労働力ガー〜も実質的に道が開ける
・学生側は時間も学費も節約でき、大学側は学生の回転率が良くなり事実上の収入増につながる
(※対してデメリットは昭和的サラリーマン精神の人間が減ることぐらいで特にない)

>>71
特に印象に残ったのでレスする。
東大の教育システムのガン、教養学部制度は自分自身も学生時代苦しんだ。
都心の名門校の人間からすれば退化した教育を受けるのと同じで、
2年間学術研究的にはマイナスの期間を過ごすことになる。
東大に入るような人間は自分のやりたい学問もほぼ決まっていることが多いので、
この制度は逆にレベルの高くない大学の方が向いていると思う。