九州北部の豪雨で多数の安否不明や土砂災害が発生していることを受け、菅義偉官房長官は6日午前6時40分すぎ、臨時の記者会見を開き、自衛隊や警察、消防約7500人態勢で救助活動にあたっていることを明らかにした。政府は同日午前、関係閣僚会議を開き、対応を協議する。

 菅氏は福岡県朝倉市や同県東峰村、大分県日田市で「数多くの安否不明に関する情報がある」とし、「被害情報の収集に全力をあげている」と述べた。現地が非常に混乱しているといい、「情報を政府としても確認しきれていない部分がある。とにかく救助、復旧に全力を挙げる」とした。天候が悪く、四十数機のヘリコプターが待機したままだという

 一方、福岡県東峰村では、土砂の崩落などで村への道路が全て遮断されて孤立しており、菅氏は「道路の復旧に全力であたっている。開通次第、救助活動にあたる」と話した。

 政府は福岡、大分両県に情報先遣隊チーム2隊を派遣。被災自治体と連携し、必要な対応策をとっていくとしている。

2017年7月6日8時0分朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASK7621P8K76ULFA002.html