北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験に初めて成功したと発表したことを受けて、国連安全保障理事会が非難声明を発表しようとしたところ、
ロシアがミサイルは長距離ではなく中距離だなどと主張して阻止し、安保理は一致した行動を取れないでいます。

国連の安保理は北朝鮮が今月4日、弾道ミサイル1発を発射してICBMの初めての発射実験に成功したと発表したことを受けて、5日、対応を協議する緊急の会合を開き、
アメリカが北朝鮮の発射を厳しく非難し、制裁の強化に言及した報道機関向けの声明の草案を日本を含むメンバー国に示しました。

しかし、国連外交筋によりますとロシアは6日、ミサイルは長距離のICBMではなく中距離であり、中距離ミサイルの発射で制裁を強化する必要はないなどとして、全員一致が前提の声明の発表を阻止したということです。

ロシアのサフロンコフ国連次席大使は5日の緊急会合で同じ主張をしていて、アメリカのヘイリー国連大使が「ロシアは北朝鮮に厳しい姿勢で臨む必要がある。
国際社会とともに北朝鮮への制裁強化に1票を投じるべきだ」と反論していました。

安保理は制裁の強化に反対する中国やロシアとアメリカなどとの溝が深まっており、北朝鮮の脅威が一段と増す中でも一致した行動を取れないでいます。

配信 7月7日 11時31分
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170707/k10011047971000.html

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