ミャンマー北東部シャン州で少数民族武装勢力を取材したとして、国軍が地元メディアの記者3人を拘束した問題で、同国のアウンサンスーチー国家顧問は6日、記者会見で「ジャーナリスト対軍という問題ではなく、法律が正義や民主主義に則しているかという問題だ」として、軍への直接の批判は避ける一方、法改正の可能性に言及した。

 スーチー氏は会見で「これは司法の問題だ」と述べた上で、「もし法律が不適切なら改正されるべきだ」と述べた。

 先月26日、武装組織「タアン民族解放軍(TNLA)」と接触したとして記者が軍に拘束され、その後、起訴された。英植民地時代の1908年にできた刑法の「非合法団体への接触」に抵触した罪という。(バンコク=染田屋竜太)

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