欧州を訪問中の安倍晋三首相は8日午前(日本時間同日夕)、ドイツ・ハンブルクで中国の習近平(シーチンピン)国家主席と会談した。
首相は習氏に対し、中国が主導する「シルクロード経済圏構想(一帯一路)」に協力する立場を伝えた。
一方、北朝鮮への対応をめぐっては、両国の温度差が改めて浮き彫りになった。

両首脳の会談は、昨年11月にペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議以来。今回は主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて会談した。

日本政府の説明によると、首相は一帯一路について「ポテンシャル(潜在力)を持った構想であり、国際社会共通の考え方を十分採り入れて地域と世界の平和、繁栄に前向きに貢献していくことを期待している」と述べたうえで、
「日本としてはこうした観点からの協力をしていきたい」と表明。「条件付き」で協力する立場を伝えた。

首相は6月に東京都内の講演で、こうした考えを表明していた。今回、首脳間で初めて正式に伝えた。

日中は2012年の尖閣国有化…(残り:376文字/全文:807文字)

配信 2017年7月8日18時24分
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http://www.asahi.com/articles/ASK785W1KK78UTFK00B.html

他ソース
安倍首相、対北朝鮮で建設的役割を=習主席、独自制裁に反対−日中首脳会談(2017/07/08-17:53)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070800498&;g=prk