留守でも荷物を受け取ることができるため人気の「宅配ボックス」に、子供が閉じ込められる事故が相次いでいる。遊びで入ったものの、中から開けられず、熱中症になる恐れもある。夏休みを控え、国民生活センターが注意を呼び掛けている。

 東京消防庁によると、昨年までの4年間に、子供が閉じ込められる事故が都内だけで4件発生した。昨年6月の事故は、都内のマンションでかくれんぼをしていた男児=当時(7)=が宅配ボックスに入ると、何らかの原因で鍵がかかり、出られなくなった。男児は救出され、救急搬送された。

 国民生活センターの担当者は「内側から開けられない宅配ボックスもある。気温の上がる夏場は熱中症の恐れがあり、特に危険。保護者は子供が宅配ボックスで遊ばないよう注意してほしい」と話している。

2017.7.8 18:19産経新聞
http://www.sankei.com/smp/life/news/170708/lif1707080026-s1.html