産経WEST2017.7.9 10:03更新
http://www.sankei.com/west/news/170709/wst1707090019-n1.html

蚊帳の中で会話を弾ませる参加者ら=京都市左京区

就寝時の虫除けとして使われた蚊帳を体験してもらおうと、京都華頂大(京都市東山区)の学生らが8日、蚊帳の中で交流するイベント「蚊帳で女子会」を金戒光明寺塔頭の永運院(左京区)で開いた。

イベントは、同大現代家政学部と寝具メーカー「京都西川」が平成24年から行う産学連携プロジェクトの一環。同社では450年前の創業当時から蚊帳を取り扱っており、蚊帳で過ごす“くつろぎの空間”を体験し、興味を持ってもらおうと学生らが企画した。

この日は学生や社会人ら20人が参加。深い緑色と水色の2つの蚊帳が室内に張られ、月形のクッキーや三色団子などをほおばりながら、初対面の会話を弾ませた。初めて蚊帳を見たという大阪市の会社員、日野見静香さん(28)は「蚊帳を通すと光が柔らかく感じられ、涼しくて落ち着く空間だった」と話した。