山口県美祢市にある国内最大級の鍾乳洞「秋芳洞」に、長さ300メートルの大規模な空間が新たに確認されました。「秋芳洞」でこれだけの規模の空間が見つかるのは18年ぶりだということです。
国内最大級の鍾乳洞「秋芳洞」について、地元の秋吉台科学博物館は、3年前から山口大学と合同で、最新の手法で測量にあたるなど、内部の解明を進めていて、9日、これまでの結果を公表しました。

それによりますと、長さ300メートルの大規模な空間が新たに確認されたということで、「秋芳洞」でこれだけの規模の空間が見つるのは18年ぶりだということです。

また、「秋芳洞」の総延長は、最新の測量手法に基づくと、従来の記録より1キロ以上長い10.3キロになるということです。
これによって、総延長が国内4番目だった「秋芳洞」は、滋賀県にある鍾乳洞「河内風穴」を抜き、3番目の長さになるとしています。

測量に携わった山口大学3年の村瀬健志さんは「体力的につらかったが、予想以上に大きい空間が見つかった時は言葉を失いました」と話していました。

配信 7月9日 20時13分
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170709/k10011051331000.html