菅義偉官房長官は10日午前の記者会見で、欧州歴訪中の安倍晋三首相が帰国次第、九州北部豪雨の被災地を速やかに訪問する考えであることを明らかにした。首相は豪雨被害を受け、最後の訪問国であるエストニア行きを取りやめ、11日午後に帰国する予定。

 菅氏は「(首相は)直接被災の状況を把握した上で、災害応急対策、復旧対策に全力を尽くす考えだ」と述べた。具体的な訪問時期は天候など現地の状況を踏まえた上で判断する。

 また、菅氏は復旧の妨げとなっている街中に堆積した流木の処理や、避難所へのクーラー設置など避難者の暑さ対策に取り組む考えを示した。

http://www.sankei.com/smp/affairs/news/170710/afr1707100021-s1.html