7月10日 16時50分 NHKWeb

韓国のムン・ジェイン(文在寅)政権で慰安婦問題の担当として新たに就任した閣僚が元慰安婦たちが暮らす施設を訪問し、慰安婦問題に関する資料をユネスコの「記憶遺産」に登録するため韓国政府として支援していく意向を明らかにしました。

韓国のチョン・ヒョンベク(鄭鉉栢)女性家族相は10日、元慰安婦の女性たちが暮らすソウル近郊の「ナヌムの家」を訪問して元慰安婦らと面会しました。

チョン女性家族相は、「慰安婦問題は日韓だけでなく国際的な問題だ」と述べたうえで、慰安婦問題に関する資料をユネスコの「記憶遺産」に登録するため韓国政府として支援していく意向を明らかにしました。
チョン女性家族相は女性史などの元研究者で、市民団体でも活動し、今月7日に就任しました。

チョン女性家族相はこれまで、おととしの日韓合意にもとづいて韓国政府が設立し、日本政府が10億円を拠出した財団について、活動内容を検証すると表明しています。

慰安婦問題に関する資料の「記憶遺産」への登録をめぐって韓国政府は、日韓合意を受けて支援を見合わせましたが、この問題を担当する閣僚が再び推進する姿勢を示したことになります。
先にドイツで行われた日韓首脳会談でムン・ジェイン大統領は、日韓合意について、「韓国国民の大多数が情緒的に受け入れられずにいる」と指摘しながらも、「この問題が両国の関係発展の障害になってはならない」と述べていました。

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