間もなく地球が金星に変わるとのスティーブン・ホーキング博士の予測は、理論的計算と一致しないとする見解を気候学者らが示した。
スプートニクが報じた。

高名な物理学者ホーキング博士は最近、地球温暖化阻止をめざすパリ協定の米国脱退は「不可逆的な」気候変動につながるとして、人類が救われるためには地球を離れる必要があると述べた。
しかし英国気象センターの気象学者ギャレット・ジョーンズ氏によると、地球上の温室効果ガスの濃度によって近い将来、大惨事が引き起こされるとの証拠はまだ一切ないとして次のように説明した。

「似たことが可能になるのは数十億年後、太陽が目に見えて鮮やかを増したときです。
しかしそのときには地球の政治も全く違うものになっているでしょう。」

米カリフォルニア大学の気候学者ジーク・ハウスファーザー氏はツイッターで「輝かしい科学者でさえ、専門外になる時に馬鹿げたことを言う良い例(ノーベル病を見よ)」と書き込んだ。
ノーベル病(Nobel disease)とは、ノーベル賞受賞者が後年、疑似科学の「研究」を支持あるいは行う傾向を指す言葉。

?米ペンシルバニア大学の気候学者マイケル・マン氏によると、金星のような温室効果が起こるには、地球は太陽から遠すぎる。

https://jp.sputniknews.com/science/201707103864483/