米国で最近起きた少年少女の2件の自殺が、インターネットで広がったゲームで指示された結果だったと伝えられ、波紋を広げている。警察や教育関係者は子どものスマートフォンの使い方に注意するよう保護者に呼び掛けた。

問題のゲームは「ブルーホエール・チャレンジ」。参加者は屋根の上など危険な場所に行ったり、体に刃物でクジラの絵を刻んだりする「課題」を与えられる。指示は次第にエスカレートし、自殺を促されるという。

8日、南部テキサス州の自宅で高校生の少年(15)が首をつって自殺し、自分を撮影するようにスマホが置かれていた。父親は少年の友人の話や交流サイトの記録からこのゲームが原因だったと主張、「子どものネットでの行動に目を配ってほしい」と訴えた。

このゲームは過去に他国でも流行して自殺者が出たと伝えられるが、実態はよく分からず、存在そのものを疑う声もある。(共同)

http://www.sankei.com/smp/world/news/170713/wor1707130041-s1.html