吉田忠裕YKK会長CEO
「海外と商売してる日本の製造業はそもそも東京に本社ビルなどいらない。
 東京と地方など日本と海外に比べたらどうということはない」

吉田忠裕会長CEO
「私が入社した当時、会議のたびに黒部市まで夜行列車で片道9時間以上かけて通っていました。
 それが今度の新幹線で片道2時間半になったのです。もう日帰り圏内ですね。
 YKK APでは2016年4月に研究開発拠点となるR&Dセンターを黒部に置きますが、
 取引先の8割以上が国内のため、打ち合わせなどでお客さまに来ていただくことも、より容易になります」

猿丸雅之社長
「世界71カ国・地域で事業を展開する中、本社をどこに置くべきか、という議論は度々なされていた。
 機能さえ果たしてくれれば、本社はどこでも良い。一番大切なのは技術開発。
 それが黒部市にあるならば、国際部や、経理、人事、購買、法務・知財部門なども黒部にあってもいい」

吉田忠裕会長CEO
「男性・女性にかかわらず、単身者は割とすぐに移ってくれましたが、やはり家族がいる人の対応は配慮しなくてはなりませんでした。
 このため、ある程度、異動する期間に余裕を持つようにしました」

吉田忠裕会長CEO
「元々エネルギーの問題やまちづくりに挑戦したいという構想があったので、
 最初から地方創生を考え着手したものではないのですが……結果として、
 外から見ると地方創生のモデルケースのように見えるようですね。
 我々からすれば、やってきたことの後から、“地方創生”が出てきた、という感じです」

吉田忠裕会長CEO
「一企業だけでは対応できないことがどうしても発生します。特に、教育については高等教育機関も大切ですが、
 まずは共働きの親が働きながらも教育ができる体制を整えていくことが重要だと思います。
 保育園の整備、小学校、中学校も教育環境が整っていないと、定住は難しい。
 これは企業と行政が連携し、まちぐるみで取り組まねばならない問題だと感じています」

YKK-AP(富山県黒部市)>>>>>>>>>>>>>>不二越(富山県富山市)

富山県民はYKKを大事にしろ
不二越は潰せ