平成28年11月9日
国家戦略特別区域諮問会議 

麻生大臣: 松野大臣に1つだけお願いがある。
法科大学院を鳴り物入りでつくったが、結果的に法科大学院を出ても弁護士になれない場合もあるのが
実態ではないか。だから、いろいろと評価は分かれるところ。
似たような話が、柔道整復師でもあった。
あれはたしか厚生労働省の所管だが、規制緩和の結果として、技術が十分に身につかないケースが
出てきた例。他にも同じような例があるのではないか。

規制緩和はとてもよいことであり、大いにやるべきことだと思う。しかし、上手くいかなかった時の
結果責任を誰がとるのかという問題がある。この種の学校についても、方向としては間違っていない
と思うが、結果、うまくいかなかったときにどうするかをきちんと決めておかないと、
そこに携わった学生や、それに関わった関係者はいい迷惑をしてしまう。