>>48
消費税を上げるしかなくなったから、
消費税を下げる、あるいは廃止する選択肢はもう無いよ。

90年代以降、不況もあって所得税など減税し続けている。
反面、少子高齢化で年金や医療などの社会保障費が増大したので、
90年代以降、日本の財政赤字は急速に膨らんでしまったから。

小泉政権の2000年代前半など景気が良い時に、増税すれば良かったんだけど、しなかった。

現在国の借金は1000兆円を超えてしまい、GDPの200%を超えている。
(年金資金や外貨準備などの国の金融資産を差し引いても、GDPの150%に達する。

これは欧米など先進国の中で一番で突出して多い)

そして、未だに一般会計の歳出100兆円弱に対して収入の不足分は、35兆円ほどあり、
それが毎年毎年続いているから、
さらに国の借金は増え続けている。

そして、2025年には、人口が多い団塊の世代が後期高齢者となり、
医療費だけで50兆円から75兆円に増大する。
あと9年後の話。

というわけで、消費税の減税は無理だよ。

『財政再建』や50年以上に及ぶ『長期的な財成健全への道筋』をつけるために、
これから25〜30%ぐらいの消費税の増税と
年金や医療費などの社会保障費のカットも必要だろう。
(歳出カットも必要だろうが、
歳出の大半は社会保障費で、一番多いのが年金であり、その次が医療費だから。)