ステーキおごられ自首の男に判決
07/15 01:07

タクシー運転手を恐喝した25歳の男。運転手からの一言で、意外な結末になった。
タクシー運転手がごちそうしたステーキ。
この人情が、ある男の人生を大きく変えた。
タクシー運転手・藤原和美さん(66)は「こんなに親切なことしてもらったのは、初めてやって。更正をちゃんとしてほしい」と話した。
事件があったのは、2017年3月。
藤原さんのタクシーに乗った阿部剛紘被告(25)が突然、毛抜きを突きつけて、「金を出せ」と脅した。
しかし、「こんなことをするのはやめなさい」と、藤原さんが一喝すると、阿部被告は謝罪。
その後、藤原さんは、阿部被告を近くのレストランへ連れていき、チキンステーキなどを食べさせた。
藤原さんは「なんか、ほっとしたんちゃう。人間、おなかが減ったら、誰でもイライラするやん」と話した。
その後、阿部被告は、交番に自首した。
そして14日、藤原さんも傍聴席で見守る中、阿部被告に懲役10カ月の実刑判決が言い渡された。
藤原さんは「また、どんな社会環境に置かれるかわからないが、めげんと人生送ってもろうたらええと思います」と話した。 (関西テレビ)

http://www.fnn-news.com/sp/news/headlines/articles/CONN00364312.html