アメリカ西部の高速道路で、事故で横転したトレーラーの荷台から大量のヌタウナギが放り出されて路上に散乱し、乗用車がヌタウナギの出した粘液でスリップして次々に事故を起こしました。
アメリカ西部・オレゴン州の高速道路で13日、トレーラーの運転手がハンドル操作を誤って横転事故を起こしました。

トレーラーにはおよそ3.4トンのヌタウナギが積まれていて、事故のはずみで生きたまま放り出され、およそ200メートルにわたって路上に散乱しました。
ヌタウナギはストレスを受けると体から大量の粘液を出す習性があり、この粘液にハンドルを取られてスリップした乗用車4台が次々に事故を起こしました。

大量のヌタウナギはブルドーザーで除去され、路面に残った粘液のぬめりは消防が念入りに放水して取り除いていました。
警察によりますと、この事故で乗用車の1人がけがをしたものの、命に別状はないということです。

このヌタウナギはアメリカ西海岸から韓国に向けて食用として輸出するため運んでいる途中だったということです。

配信7月15日 8時59分
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170715/k10011060061000.html