京都産業大学は去年3月、国家戦略特区を活用した獣医学部の新設に名乗りを上げたが、その後、応募を見送り、加計学園のみが認められる結果となった。

 14日、京産大は応募を見送った経緯を初めて明らかにし、「『平成30年4月開設』との条件を今年1月に示され、準備期間が足りないと判断したためだった」と説明した。
また既存の獣医学部などが「広域的に存在しない地域に限り」新設を認めるとした条件について「これで対象外になったとは思わないが、ちょっと不利だと思った」と話した。
一方で、京産大は「不透明な決定」とは思わないとの認識も示し、獣医学部を断念して、再来年、「生命科学部」を開設する計画を明らかにした。

全文はソースで:日テレ 7月15日 02:10
http://www.news24.jp/articles/2017/07/15/07367064.html

記者会見での黒坂光副学長らと報道陣との主な質疑応答は次の通り。

――開設の時期が「京産大外し」につながった認識はあるか。
  それはありません。告示を見て判断した。それだけであります。

――京都府綾部市が候補地にあがっていた。あそこは今後使うのか。
  綾部市とは獣医学部構想で、畜産センターの横の土地をキャンパスとして話を進めていたが、具体的に購入できるまで詰まった話ではなかった。

――昨年11月、国家戦略特区の諮問会議の方針で、
「広域的に獣医師養成大学が存在しないところに限り新設可能」との条件が入ったが、 この段階で駄目と思った訳ではないのか。??
  広域的の解釈は色々あるが、関西では大阪府立大学。我々の構想は綾部市で、京都市ではないので、 広域ということだけで対象外となったとは思っていなかった。??

――不透明な決定という感触は無かったのか。
  ございません。平成30年4月が無理だったということ。具体的にヒアリングでもいつというのは答えたことはない。

――「広域的」というのは、自分たちは資格があると判断したか。
  先ほども答えたが、この言葉で対象外になったとはその時点では考えていなかった。

――納得できない部分は。
  特にございません。告示の内容に照らして、私たちが間に合わなかった。

全文はソースで:読売新聞 07月15日 01時21分
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170715-OYT1T50005.html